妄想サンバ

助走をつけた妄想がやがて暴走していく文章になる

なんもねえ一日 クソクソクソ

 震えながら目覚めた。夕方の3時だった。いや、寝たのが九時半ごろだったので睡眠時間は5時間ほどしかないッス。

 図書館に行って予約した本を借りてくるか悩んだが、頼んだ本の一部がまだ届いていないそうなので明日にすることにした。過去問? 今から解いても受からないだろ ゴミゴミゴミ。

 リスカ以降家族がやけに優しく接してきて気持ち悪い。親父は特に顕著で、めちゃめちゃ俺に構ってきて、「悩んでないか?」とか「大丈夫か?」とか言ってくる。うざい。殺すぞ。

 そういうことを言ってはいけません! 母親いわく親父は俺のことをかわいがっているらしいが、歪んだ愛情を向けられても俺はただ当惑するばかりだ。大体、お前のせいで俺の精神が壊れたのに今更都合よく優しく接してくるなんてのはちょっと虫の良すぎる話だ。

 父親原田眞人版「日本のいちばん長い日」を見ていた。不愉快だったが、放置した。見終わった後、父が俺に「東条英機ってのはいつの時代の首相なんだ? この後じゃないのか?」と言ってきて、よくその程度の知識でこの映画を見ようと思ったなと感心する。

 飯はオムライス。可もなく不可もなし。

 ほんとうに今日は何もなかった。すでに眠いのでもう寝ると思う。昨日は終わってる頭痛とかツイキャスとかがあって書くことがあったはずだが、今日はまさしく虚無だ。

 短いがこれで終わる。いつもと文体が違うのは気取ったのと精神的に荒んでいるから。じゃ。

戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろう。

 今年度末に自殺をすると宣言した友人がいる。

 いきなり重くてすみません、公的抑圧のブログのあの軽いノリかと思って開いたらいきなりこの一文で引いた読者もいるのでは。出来る限り軽いノリで書きます。

 ただ、身近な人の死、それも友人となると、そう軽いノリばかりでいられないというのもありまして、そこのバランスのとり方が難しいんです。

 見ての通り(読んでの通り?)俺は軽薄極まりない人間なので(体重は重い)、真剣に人の死に向き合うことが出来るだろうかと悩んでいます。一体、友人が死んだら俺はどうすればいいんでしょうか。

 いや、その前に自殺を止めろよ、と。これ、仰る通りなんですが、反論させてほしい。一体、誰に人の自殺を止める権利があるんだろう?

 自殺を一度でも真剣に考えたことある人間が、今自殺をしようとしている人間に対して止める言葉を持つでしょうか。何か訴求力のある言葉をかけてあげられるんだろうか。いや、俺がその言葉を持たないだけで、他の人ならいくらでも言えるとか、そういう可能性もありますけども。

 自殺しようとしている人に対して「これからもっと良いことがあるよ」と言って引き止めるのは間違いなく欺瞞でしょう。「これからもっと良いことがある」、その未来に希望がないから死ぬわけであって、それを聞いて「ああそうか、もっと良いことがあるんだな」と考え直す人はいないわけです。

 もっと具体的に言うとどうなのか。例えば、「年度を越したら君の好きなアイドルのコンサートがあるよ」とか。ただ、それは単なる引き伸ばしに過ぎないでしょう。そのコンサートが終わったらまた生きる希望をわざわざ探すのでしょうか。それよりももっと遥かに多くの絶望がのしかかるだろうし、多分自殺を試みる人間が希望を探すのはとてもつらいことだと思う。

 具体的な目標や希望の間隔を伸ばして行くとどうなのか。「就職したらいい出会いがあるよ」とか。でもこれも抽象的ですよね。間隔が遠い希望のことを言っても、それは抽象的なことを言っているのと違いはありません。

 袋小路に陥ってしまいました。

 逆に、自殺を試みる人間の精神状態はどうなっているのでしょう。未来への希望がないから自殺する、ということは、未来への希望までの道筋が見えないということです。これは、今ここで生きている現実そのものが絶望に満ちている、とそういうふうに捉えることが出来ると思います。

 今ここで生きている現実そのもが絶望に満ちている、とはどういうことでしょうか。そもそも、絶望とはどういうふうな回路を経て生まれる感情なんですかね。

 雑な考察で申し訳ないですけど、人間は自分にとって不都合な状況が眼前に現れたら、それを取り除こうとすると思います。それが巨大なものであって、かんたんに片付きそうになければ、複数の要素に分解(分析)して、一つずつ取り除いていく、そういう「努力」のプロセスをするでしょう。

 眼前に不都合な状況が現れた時、最初は諦めかけますが、それらが分解可能で、一つずつ取り除いて行くことが出来るのであれば、「絶望」までは感じないと思います。

 絶望とは、その不都合な状況があまりにも巨大であって、それらを分解しても取り除けないとか、そもそも初期条件(生まれ・親・環境、いろいろあるでしょう)が悪すぎて不都合な因子を除去する努力すら出来ない、そういう状況に置かれたときに発生する感情なのでは。(繰り返しますけど、雑な考察で申し訳ない。素人の妄言だと思って聞き流してください)

 で、あるならば、一緒にその不都合な状況をとりのぞいてやる、とかそういう方向で解決することも出来るかもしれません。

 でも、その手段をあまり取りたくはないです。他人の精神、それも死しか手段がないような精神状況に、俺がずかずかと乗り込んでいっていい訳がないからです。そういうのはちゃんとした免許を持った人間がやる仕事です。

 じゃあどうすればいいんでしょう。かける言葉が見つからず、一緒に現状を打破することも出来ない。

 じゃあ、僕は彼の生を肯定することにします。

 十九年間戦い抜いて来た彼の生を、精神の高潔さを肯定することにします。

 大体、自殺を考える人間の方が、自殺を考えたこともない人間の精神よりも高潔で、力強いのは自明なことなのです。辛い状況にあって、自殺を、自分の生の終焉を選択出来る人間が強くなければ一体誰が強いのですか。弱い人間というのは、俺みたいなことを指す。

 だから俺は君の生を肯定します。戦いを応援します。孤独な精神に連帯したいと思います。

「死ぬな」なんて言えないかもしれないけど、それでも俺と君との友情が強固なもので結ばれた今、そして、俺だからこそ、君の生を肯定して連帯(傲岸不遜なのは承知しています)出来るとおもいます。

 最後にこの曲を送ります。

 いつの日か、君に「ファイト!」と言えることを信じています。

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クリスマスが今年もやってきた!

「クリスマスは今年もやってくる~」

 当たり前じゃん。お前暦を何だと思ってるんだ?

「あんた、今年のクリスマスの予定はないの」

 ハッとして正気に戻り卓袱台を挟んで向かいに座っていた母親を見る。これ、幼馴染で同級生とかだったら喜べるセリフですが、母親(54)が言っているので単純に俺をからかい侮蔑する目的だということがわかる。

「いや、ありません」

 潔い。さすが日本男児。なぜこんな大和魂を持った真の男がモテないのか。何が君の名は。だよ。ん? 俺か? 俺の名前は公的抑圧、よろしくな!

「あっそう」

 お前は昭和天皇か。

 ところでなんでクリスマスって街がいきなりウキウキモードになるんだ? 挙句の果てに恋人達が今夜はマジでハチャメチャにセックスしていいっすよ! みたいなノリになるのが本当に解せない。大体クリスマスはキリストの誕生日を祝う祭典なんだから姦淫は禁止のはずだろうが!!!!!! コラ!!!!! お~~~~~いイスラム原理主義! 東京だ! 今が絶好のテロチャンス! かかってこいや!!!!!!!

 少し冷静になろう、クリスマスがウキウキモードになるのはこれは確実に電通が関わっている。何故か? ギフハブと電通はつながっているからな、この前ASKAが「これは発達障害に効く薬です」って言いながら俺に教えてくれた。

 イメージ戦略というのは大事で、クリスマスがいつの間にか浸透し恋人達がおおっぴらげにまぐあってもいいようになったか如く、俺もいつの間にか「公的抑圧はモテない」という公的抑圧のせいでモテなくなっていて、つまりこれは鶏が先か卵が先かみたいな話だが、しかしやっぱり俺はイメージのせいでモテてないんだと思う。

 俺は無職の割に清潔(ちゃんと風呂も一週間に一度入る)だし、話も上手いし、何より人間に魅力があると思う。例えば……カビゴンに似ているところとかかな。

 というところまでを友人に話したら「それって嫉妬じゃない?」って言われた。お、お前な~~~~~~~~。お前ら一般人はそうやって俺達のような下層が上の人間に噛み付いているのを見ては「それって嫉妬じゃない?」と言って誤魔化すが、実際には俺はお前らと俺がここまで差別化されるのは何故かという構造の問題を指摘シているわけで、なんでそれに気付かんのだ! 愚かな人種だ! 性愛の喜びを知った人間はみんなこうなる!

 ふと、冷静になる。確かに今の俺の言動は嫉妬そのものなのでは? 「それって嫉妬じゃん」と言われてムキになり「これは構造の問題じゃん」と言い出す。しかし構造の話を持ち出せば上位層の友人の方がこの問題には無頓着なわけで、それってつまり俺が下の人間だから「どうしてあいつが上で俺は下なんだよ」的嫉妬に基づいた発想なわけだ。

 また一歩人類の真理を解き明かしてしまった……と得心してマックのポテトを食べていると、友人が「お前そういう間抜けな顔してるからモテねえんだよな~」って言ってきた。お、お前……お前、言って良いことと悪いことがあるぞッ! と絶叫した次の瞬間には友人を殴り殺していた。おい!!!!!! もう嫉妬でもなんでもええわ! 殺す! お前ら全員殺して内戦起こしてシリアのアレッポよりも悲惨な状況にしてやるからな! 覚悟しておけよ!!!!!!!!!!!

 ハッとして辺りを見回したら自宅だった。なんだ、今のはパラノイアか……と思って目の前を見たら母親がまだ話している。

「あんたって一生童貞よね~」

 俺はまず母親の首を絞めた。

ナイフを持って立ってた

 うい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っす。公的抑圧です。我が家にナイフはありません。

 しばらく放置してたはてなブログを更新しようとはてなブログにアクセスしたら下らない記事がならんでいやがったのでブチギレて壁を殴ったら壁だと思ってたのは俺の手首で手に持っていたのはナイフでした。やっぱり家にナイフあんじゃん。

 今日一日やったこと……特になし! 今日は本当に何もやっていない。珍しく午前中に起きたと思ったら母親が掃除するというので一時間ぐらい別の部屋でアイドルの動画を見ていた。その後朝食を食べて寝て起きたら四時だった。ふつうならだいたいこの時点で勉強を始めるが今日はどうにもやる気が出ません。

 ベランダに出て工場で働く下々の人間を眺めながら三ツ矢サイダーを飲んでいたら近所の小学生の楽しそうな声が聞こえてきて鬱病が加速、その後俺は無事屋上に出て飛び降り自殺を敢行。通算5回目の死亡に母も驚きを隠せない様子です。

 本も読めねえし勉強も出来ないかといって動画を見るのも飽きてきた俺はマジで何もできない能無し無能ゴミクズ人間です。誰か殺してください。

 おい精神科医!!!!!!!!!!!! てめえの出した薬全然効果ないじゃねえか!!!!!!!!!!!!!!!!!! 殺すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 明日は病院ですが病院代はありません。その後友達の家に行く予定です。23(水)はアイドルの握手会に向かいます。現地の皆さんよろしくお願いします。

 

イントロ

書いている小説のイントロです。 
 

 タバコを吸っていた。夏の蒸し暑い日だった。朝から頭の悪そうなアナウンサーが、女のくせに、社会問題について一丁前に意見を語っていた。ただのニュース原稿読み上げ機が。顔がいいからといって調子に乗るなあばずれ公共電波の売女が。
 卓袱台の上の小型テレビの電源を切り、窓から身を乗り出して、向かいの家の庭に寝転がる猫を眺めている。
 猫の方をじっと見ていると、しばらくしておれの視線に気が付いたのか、猫がおれの方を見た。だがすぐに視線を他所に移して二度とおれの顔を見ることはなかった。無愛想な猫だ。
 おれが話しかけてやっても何にもないように無視をする。次第におれも意固地になってきていつの間にか大声を出して猫を罵り始めた。
「おい、クソ猫」
「返事をしろ」
「ボケが」
「デブ猫」
「不細工な顔をこっちに見せてみろ」
 我ながらよくここまで恥じらいなく貧相な言葉で罵倒を繰り返せるなと感心する。しかし猫とおれの感性は違うのか、彼奴はおれを見ようとしない。おれはそれにもっと激しく腹が立って大声で怒鳴り続けていたら、その家の家主の耳の遠い婆が猫の代わりにおれを睨みつけてきた。
 おれの人生は、大体いつもこの通りだ。


怪文書/遺書

 死のうと思ったけど死ねそうにありません。このままみっともなく生き恥を晒し続けるのは癪に触るし、皆さんが俺のことを醜いと思っていることを俺は自覚しているのに、あたかもそれには気付いていないフリをするのも無理です。
 もう限界です。精神的に終わりを迎えました。本当に苦しいです。涙が出ます。一日中辛いです。本も読めません。インターネットの毒電波の中に沈んでいってしまいました。取り返しがつきません。
 辛いです。誰も助けてくれません。当然です。俺が死んでも誰も悲しまないと思います。死にたいです。死ねない自分に対してあまりにも情けなく思います。もう疲れました。人間であることに疲れました。
 皆さんが俺のことを嫌っていて本当に醜い生物だと思っていることに気づいています。皆さんのフィールドの中に俺という人格が確立されていなくて、玩具のように扱われています。最初はそのことに反発も覚えましたが、今はどうでもいいです。好きにしてください。
 僕は何も出来ない人間です。頭も悪く、意志も薄弱で、運動も出来ず容姿も悪い。家庭には恵まれず、性格もねじ曲がり、人からは嫌われ続けて、ついにどこにも居場所がなくなりました。
 自業自得です。でももう取り返しの付かないところまで来てしまいました。
 「まだ19歳なんだからこれからだよ!」そう言ってくれる心優しい人もいます。でももう限界です。何かも中途半端な年齢です、19というものは。僕のように人生の初期設定が最悪だと、19というのは取り返しの付かない絶妙なラインなんです。僕はそのラインを超えました。
 僕はプライドが高いです。だから自分が許せません。こんな怠惰な自分が許せません。そして、どうにかなるだろうと思っている自分も許せません。一切ない自分の能力を過剰に期待している自分が許せません。死ぬべきだと思います。生きる価値がありません。
「生きる価値のない人なんていないよ!」います。僕です。僕は本当に生きる価値がありません。親にも祖母にも迷惑をかけました。友人にも教師にも迷惑をかけました。そしてインターネットの人々にも迷惑をかけました。
 僕の発言で不愉快な思いをされた方々、お詫びします。最後は嘲笑って送ってやって下さい。
 僕の人生、いいことは何一つありませんでした。そして今後も一切ないでしょう。それでも、皆さんと出会えたことで救われたこともありました。ありがとうございました。感謝の言葉は尽きません。
 皆さん、本当にお世話になりました。
 お元気で。

夏だ!海だ! さらば東京! 千葉にグッナイ!

 うい〜っす。オレっち公的抑圧。みんな元気にしてますか? オレっちはまあ死にそうになりながらやってっけどよ。笑。
 というわけでタイトル通り先週の金曜日に海に行きました。幸いにも同級生が誘ってくれたムーブメントにタダ乗りした感じ。最初は行けないかもみたいな話が出てて「もしかして俺嫌われてんのか? ハブられてんのか?」と思ったけど違ったみたいです。
 当日は新小岩で待ち合わせすることになったのですが、新小岩とんでもない田舎ですね。23区を名乗れているのが奇跡みたいな感じで、ここが東京扱いで横浜が首都圏扱いなのはちょっと残念な感じもする。
 待ち合わせ場所まで行くとレンタカーに乗っている同級生と遭遇。なんかみんな待ち合わせ時間の40分前くらいにはいたっぽいので俺ももっと早く来ればよかった。実は楽しみすぎて眠れなかったんです。いつまでも少年のような心を持っていたいんで。
 待ち合わせ時間を過ぎても現れない同級生がいるので、LINEを確認してみたら「今起きた笑」とのこと。いや笑い事ちゃうやろと思ってたんですけど、なんか一人で現地に直接向かうらしいです。遠いし電車賃高いけど頑張ってね。
 で、いよいよレンタカー7人乗りで千葉県の海浜まで行くのだが、これまず車が狭いんスよ。俺はデブなんで一番後ろの座席に座ることになったけど、結構キツキツ。まあ道中はそんなこと気にならないくらい騒いだんですけども。
 その道中はと言えば、運転手がこれで4回目の運転というルーキーだったんで、事故の恐れが無きにしも非ず。ってなもんで車が動き出した途端に後方からオレが「事故れ! 人轢き殺せ! オラオラサラリーマン共轢かれたくなかったらそこをどけ!」と叫んでスタート。
 「秋葉原に行ってホコ天に突っ込む会でしたよね?」「ガラの悪いコンビニだな」と罵詈雑言の嵐(全て俺一人)。千葉県に入った時なんかは田舎過ぎて仰天しました。「おいここ日本か? ここ首都圏かよおい!」「コラ! こっから先は日本国憲法が通用しませんって看板立てとけや!」「文明がないんだよな」「まるで戦前」と誹謗中傷が飛び交います。
 大体田舎ってのは代わり映えのない山と空と時々民家なんで語ることがどんどんなくなっていくわけ。語ることがないんだから田舎なんだろうけども。
 で、地元住民を発見するといきなり窓を全開にして「ババア! コラ! おい田舎モン! 俺は都民だぞ! 東京様だぞ! ババア長生きしろよ!」と気分は毒蝮三太夫
 さて3時間近い道のりをかっ飛ばして海水浴場に到着。いきなり刺青フリーのお兄さんを見かけたりして怖い。草むらに立ち小便しようとしても風が邪魔でほとんど真横に飛んでいく。
 水着に着替えて砂浜へ。オレの肌は赤ちゃんスキンなので日焼け止めは何重にも何層にも渡って塗りたくる。化粧かよ!って同級生に突っ込まれながら顔にも塗りたくる。
 いよいよ海へ。ザブーンと行こうとしたが水がメチャクチャ冷たくて心臓止まりそうになったのでパス。とりあえず水辺でちゃぽちゃぽやっていたら友達に引っ張られて奥の方へ。奥というか沖というか、ロープギリギリでも結構浅い感じなので楽しめるかなと思ったら波が激しい。
 当日は台風も接近してて風も強いし何より波が高いことで悪評も高い千葉県の海を侮っていた。何度か波に呑まれる内に持ってきたゴーグルが意味を成さなくなってきて塩辛いものが顔にかかってこれがメチャクチャ痛い。なんか呑気にフリスビーやってる友人らをブン殴りたくなってくる。浮き輪に掴まりながら何度か波に乗った。
 全身の水分が抜けて干からびそうなので一旦浜辺へ。好みのチャンネーを何人か見かけるが全員子連れ。まあ夫との乱れまくり濃厚ファックを想像したらそれはそれでたまりませんが。
 海の家で何かを食おうとするものの全部高えんだよ。足元見やがってよ。どうせ学歴も何にもないんだからよ、今に見てろ、俺は、俺はビッグになってやるからよ。
 かき氷が良心的な価格だったので注文した。一緒にいたY君は焼きとうもろこし。暑いのにそんなん食べて大丈夫っすか? 
 先に買ってあったコーラをグビグビ飲みながらオーシャンビューを堪能して、イチゴシロップがあんま染みてないただの氷を食っているところに遅れてきた同級生が到着。すぐ脱いで水着になっていた。準備が早くて結構です。
 食べ終わってさっきフリスビー飛ばし合ってた連中のところまで行くと、砂浜で一人を埋めていた。なんか真っ当に青春してんなあ君ら。オッパイとかペニスとか作っちゃってさ。
 30分くらい砂浜のレジャーシートに座りながらチャンネーを探してると、同級生がサングラスを貸してくれた。偶然にもアロハシャツを着ていたので結構似合っていたらしい。母親、俺にサングラス似合わないとか言っておきながら、キッチリ似合ってんじゃねえか。
 もう一回海に入ると、また水が冷たくて死にそうだったけどなんとか肩まで浸かって耐えた。その後波の激しいゾーンに行って何度か溺れて死にそうになる。急に身長180cmの俺でも足が付かなくなるエリアが出現して大混乱に至った。そんなの知らんとばかりに荒れ狂う大波が俺を襲う! 
 というわけで2時間キッチリ楽しんで砂浜へもう一度上がると、今後の予定も考えると海から引き上げる丁度いい時間だった。残りの海で遊んでいる連中も呼び戻して駐車場へ。無料のシャワーで砂を洗い落として水着から着替えると、いざ日帰り温泉へ出発した。
 長くなりすぎたんで続きは次の更新で。