妄想サンバ

助走をつけた妄想がやがて暴走していく文章になる

ドラッグを吸わなかった結果

 ハロー。今日はみんなに本棚とのファックの仕方を教えてやるぜ。見てな。こうやって本棚の側頭部にちんこをなすりつけてシコシコ!シコシコ!あ~~~~でりゅ~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 最近、毎日こんなことを考えています。オレはもうだめだ。死にたい。さようなら。何のやる気も起きない。本も読めない。勉強もできない。何もできない男なんだオレは。こんなんなら死んだほうがましじゃないか

 

 

 

 

 

 

 

 やあジェシカ。あ、ジェシカっていうのは自動販売機のことね。ジェシカ、元気にしている? オレ? オレはもう全然ダメ。最近ファックするたびにペニスが小さくなるのを感じるね。あれ? おい、ジェシカ聞いているのか? おいジェシカ、返事しろよ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 自殺しようと思っても、屋上に登って下を見つめただけで足が震えて何もできません。死の恐怖に抗えず、生の苦しみからも目を背けて布団にくるまる毎日。死にたい。けど死ねない。一体オレはどうすればいいんでしょうか? 鬱病なんでしょうか?

 

 

 

 

 

 おかしいなあ、どう思うフランダース? あ、フランダースっていうのは近くに来る野良猫のこと。オレはフランダースと仲が良くて、一緒にひなたぼっこするのが趣味なんだ。なあフランダース? あ、おい、フランダース、どこ行くんだよ! 待てって!! おい!!!!!! 待て!!!!!!

 

 

 

 

 分かってます。オレ、単に病気という名前が欲しいだけで、それで満足しようとしている精神状態が手に取るようにわかります。けどオレどうすればいいんでしょう? 病気でもないし死ねないし生きるの辛いし。この先、希みってあるんでしょうか?

 

 

 

 みんなどこへ行ったんだ? あ、お~~~~~い人!!! 人、待て!!!!! 人、返事をしろ!!!!!!! おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あれ? 人かと思ったら自動販売機だ……、でもこれ、ジェシカじゃ? あれ?

 

 

 親にも罵られ、友人にはいい顔をして、しかし生きる希みはない。生きてる価値あるんでしょうか。いや、ないと思うね。オレは死んだほうがいいんだ。誰か殺してくれないか。なんでこんな辛い思いしなきゃ生きていけないんだよ!!!! オレだって、オレだって……

 

 あれ、この野良猫はフランダースだし、あれ?

 じゃあみんなどこに行っちゃったの? おーい、返事してよ、ここはどこだよ、オレは誰だよ?

 ホワッ?

 あ、壁じゃん。な~~~~ぐろ。

 あ、ナイフじゃん、死の~~~~~~~

 

 

すべてが面倒臭い

 すべてが面倒くさい。病的なほどの身体のだるさと精神のだるさがある。こんなことを書くと「それってただの怠け者じゃない?」と思われそうなのだが、実際にあらゆることが面倒くさいし、それが怠け者の症状だっとしても、何よりも面倒くささは解消されない。

 どれが面倒くさいのか? まず朝目覚めて起き上がるのが面倒くさい。トイレまで歩くのも。排尿するのも。パンを切ってそれぞれの切り口にバターを塗ってトーストに入れて三分ほど待つのも面倒くさい。習慣となっていた勉強も面倒くさいので投げ出した。パソコンをつけるのもやっとの思いだ。Twitterのタイムラインを流れていくツイートを見ながら、「あー面倒くせえ」と思っている。

 あまりの面倒臭さにその旨をTwitterに書き込んだら(これも当然面倒くさい。ついで言うと、今このブログを書いている時もじつは少し面倒くさい)、フォロワーから思いの外心配され、秋葉原に出掛けてはどうかと言われた。ので、でかけた。

 しかしながら出かける準備をするのも面倒くさいものだ。着替えるのは面倒くさいしバッグの中にタオルとモバイルバッテリーを入れるのも面倒くさい。なんとかそれらをこなしても駅まで歩くのが途方も無く面倒くさい。実際は十分程度だけなのに、おれには3時間ほどに感じられる道のり。

 で、駅について、切符を買うのも面倒くさい。電車に乗って座って秋葉原で立ち上がって階段使って登って改札を出る。これが面倒くさいんだな。で、エスカレーターに乗っている時も面倒くさい。

 で、ゲームセンターに行ってゲームをする。これは面倒くさくない。これすら面倒くさかったら病的だろう。たまたま体を動かすタイプのゲームだったのが功を奏した。しかし、待ち時間が長い。面倒くさくなり並んでいる途中で帰った。

 帰り際本を買った。これも相当面倒くさかったが、命からがら、本当に命からがら本を買い、最寄り駅に着いた後、スーパーで弁当を買う。これも面倒くさい。

 つーか弁当を食べることすら面倒くさい。本当に途中で残しそうになった。というより、おれはマジで胃が小さくなったのか、食欲が最近ない。一切ということはないが、それでもなんか変な感じがする。ダイエットの成果か? 

 というわけで面倒くさい一日が終わろうとしている。後は眠るだけだ。風呂は面倒くさいので入らない。洗うのもだるい。今日は一日ずっと「面倒くさい」か「この面倒くささから解放されるためにも死にたい」しかかんがえていなかった。だいたい6:4ぐらいの割合だと思う。

 これ、病気ですか? 病気なら日常生活に差し支えるのですぐにでも治したい。それとも薬の副作用かも。鬱病かもしれない。とにかく、今おれは日常生活の崩壊の危機を抱えている。

 明日になって治ればいいけどなあ。

小説が書けない

 最近、小説を書いている。Twitterで、小説を書いてサイトに投稿し、みんなに見せ合おうという運動(?)があって、それはなかなかおもしろそうだと思って書き始めた。

 実は、昔もこういう運動に乗って一つ書いたことがあるのだが、その時は審査員(Twitterの中で文学賞のようなことをしていた)に酷評されてしまった。まあ、おれのフォロワーも明らかに気を遣って評価していたから、自分の作品のレベルというのがよくわかったが。

 で、また書いてみようと思ったのは、単純に文章を書くということが自分の中では結構しっくりくることというか、やっていて心地よいものだったから、機会があれば書いてみたいとずっと思っていたのに、ちょうどいいところに前述の運動に出くわしたから。

 というわけで目下長編を書こうと奮闘している。奮闘というほど奮闘ではないかもしれないし、おれは浪人生なのに一体何をやっているんだとか、まったくもってそのとおりであるわけだが。

 で、なんで長編を「書こう」なのかと言うと、実は、おれ、長編を書こうと思って、簡単な起承転結のあらましまでできたはいいが、書けない。これ、どうすればいいんでしょうか。やっぱりきちんと細部まで設定を作るべきか? でもそしたら設定を作っているのか小説を書いているのか分からなくなってくるというか、この2つは地続き(あたりまえ)なようなかんじがしているのでそこまで細かくは決めてない。小説のノリで細部を決めていこうと思っているのが間違いなのか。

 というか、この展開は本当にベストな展開か? ワンクッションあったほうがいいか、逆に取り除いたほうがよい展開はあるか。尻すぼみになっていないか。いろいろ思うせいで、あんまりうまく書けない。

 文体でも悩ましい。ブログでやっているような軽薄体でやるべきような物語でもないと思うし、何か抒情的な書き方が出来るわけではないし、表現すべきところ・描写すべきところを説明で済ませてしまっている気がするし。

 というか、表現とか描写とか、一体どういうことなんだ? 何が表現で何が描写で何が説明なの? 全く分からない。主人公の年齢はベストか。主人公の置かれた状況は? キャラは? というか、こいつが主人公でふさわしいのか?

 テーマは? 本当にテーマに相応しい物語か? というかこの展開を考えている時、テーマのことを考えていたか?

 ……等々、諸々のことを考えた結果、小説が書けなくなっています。みなさん、どうやって小説を書いているんでしょうか。ぜひ指南してください。

精神科に行った

 なんか凄く穏やかなタイトルだが実はあんまり穏やかではない。

 精神科に行った。本当は2日に行く予定だったのだが、何かの手違いで予約が正規に取れていなかったからきょう行くことになった。母親に精神科に行きたいと言って金をもらった。父親に言ったら反対されるのは目に見えているからだ。

 精神科は地元の駅前にあるビルの5階にあった。ビルの中のエレベーターで香水が濃いお姉さんと一緒に5階まで向かうことになった。職員か、受付嬢か、まあそこら辺だろうと思っていたらまさかまさかの患者だったので驚いた。全くメンタルを患っているかのような素振りはなかった。むしろ「5階でいいんですか?」と聞かれた際に「え、あ。……はい」としか答えられなかったおれの方がよっぽどメンタルを患っているように見えるぞ。いや、患っているんだけどさ。

 で、医院の中に入ると、中は割りと清潔な感じだった。受付嬢はみんな可愛かった。あの人たちもメンタルを患ったりしないんだろうか? 

 椅子に座って待合室を見回すと、結構老人が多い気がした。認知症の治療も行っているようだし、平日のこの時間帯はやはりこういう老人のが多いのか……? と思い、待合室で何かネタになることもなさそうだな、とスマホを開いた瞬間に、中年の女性の声が聞こえてきた。いや、確かにあのくらいの年頃の女だと受付嬢と会話をしてもおかしくはないと思ったが、何しろ長い! 十分程度その場で話し続け、受付嬢ももううんざりしているのが声色で分かるが、それでもなお話し続けるババアの精神力はさすが精神科というかむしろ精神科でも願い下げと言うべきか。

 その後も、どう考えても還暦を超えている見た目の男性が「名前? 歳? えーと何だったけな……昭和50年生まれだったかな……」と言っているのにも吹き出しそうになった。あんた、それじゃあ40代に入ったばっかになるで。

 精神科で笑うというのはあってはならないことなのだが、明らかに不謹慎な場所だと余計笑いたくなってしまうのが人間の性。その後も、ぽっかりと口を開けひたすら天井の角を見つめ続けるサラリーマンや日本語かどうか怪しい言語で受付嬢に話し続ける男性、耳が遠いので受付嬢の言っていることを理解できず「え?」を連発する老婆など、濃いメンツが勢揃い。

 待合室にいる人間がすべて異常なので、配達のお姉さんまで尋常ならざるものに見えて困惑した。異常な人間しかいないような環境なので、なんだかだんだんおれの精神も異常な状態になったし、精神科って鬱病になりやすい環境にあると思う。この環境でも笑顔を振りまく受付嬢の集団、天使か? あ、途中で受付嬢の集団の中に入っていった事務スタッフみたいな男、何仲睦まじげに談笑してんだ。仕事中だぞ。

 で、しばらく笑いをこらえているとおれの名前が呼ばれたので部屋の中に入ると、医師ではなく臨床なんとかかんとかのうんたらって女の人が、おれに質問攻めをした。初回だということもあり、問診票にあったいくつかの項目で気になったことがあったんだろうか。小5の頃から精神に違和感はあったとか、何者かに監視されている気がする。家庭状況とか、精神科に行くことを何度か反対されたとかいろいろ話した。割りと親身に聞いてくれたと思う。

 初診なので時間をかけて診察したいのでしばらく待っていてくださいと言われ、そのまま20分くらい待った後、いよいよ院長の診察があった。

 しばらく時間がかかると言われたので何か院長からも言われるのかなあと思っていたら、臨床なんとかの人がやっていたことの焼き直しみたいな感じで、診察自体は五分くらいで終わった。「薬出しておきますから一週間後来てください」「はい」。タイピングがめっちゃ速かったのとマウスが手首に優しそうな形をしていることしか覚えていないが、ひょっとして別の作業をしながら診察してたのか?と思ってしまった。超スピードだった。

 で、終わった後はまた10分くらい待って会計。合計で4150円なり。え、五分に4150円なん?って思ったらまーいろいろ内訳があったんで、なんかいろいろと大変なんだろう。精神を病んだ人との対話なんて疲れるだろうししょうがないと思って払った。

 薬を貰うために薬局に行くと、また凄いワールドがあった。精神科にかよっててしかも薬が必要な患者の集団ならさもありなん、すごく陰鬱な雰囲気だった。通話禁止のポスターがありながら堂々と電話する韓国人とか、自分の住所も名前も分からない人がいたりとか。あと、薬を渡す時に「様」をつけて呼ぶのは逆上させないためなのか? めっちゃこそばゆかったぞ。

 薬も貰った。600円くらいかな。こちらは割りと常識的な値段で安心した。薬は統合失調症の治療にも他の治療にも使える薬みたい。3mgの半錠なので一番小さい分類だそうだ。詳しい人が言っているからそうなんだろ。多分。

 というわけで、総括としては、精神科、魔境。あとこれ地味に毎週通うのめんどくさくない? そりゃサボる人もいるよなー

おれってメンヘラサブカルなのか?

 この前同級生とカラオケに行って来た。おれを含めて六人で、男子四人女子二人というかたちだった。まあ女子二人はなんでも歌えるような感じで、男子はそれぞれ得意分野がありそうな感じ。男子の一人は女子の一人と付き合っており、なんか帰る時も一緒に帰っていったので危うく罵声を浴びせそうになった。友達を一人失うところだった。

 エロゲオタクがいきなりスピッツを歌い出してみんな合唱の流れとか、女の一人がワンピースの曲入れてきてまた合唱の流れとかで、どっちも知らない俺はかなり苦労した。

 で、歌う曲もないし……とずっとオーケンが絡んだ感じの曲を歌い、おもしろ歌詞にみんな笑ってくれたのでよかったのだが、Twitterにそのことを書き込んだら、有識者に「カラオケでオーケンを歌うのはメンヘラサブカルっぽいからマズイ」と言われた。

 一瞬「えっ?」って思ったが、確かに筋少とかオーケンってサブカルなイメージはあるし、そのファンは確かにメンヘラなイメージもあるなあ……と思ったんだが、おれってメンヘラサブカルなのか? 確かにサブカルっぽい趣味……というか、趣味のほとんどがサブカルなのでサブカルオタクと言われたらうーんそのとおりとならざるをえないが、何か悔しいので、クラシックとか純文学とか積極的に読むことにした。こんにちは。ハイカルチャー抑圧です。

 いやまあおれがメンヘラなのは確かにそうだし、サブカル厨っぽいのもそうなんだが、「あなたメンヘラサブカル厨ですよね」と言われると否定したくなる。俺はサブカルオタクじゃない!!!!!! 俺はただ俺が好きなものを好きと言っているだけなんだ!!!!!!! でもそれがサブカルだったら結果的にはサブカル厨ですよね? えっ、そうなのか? でも俺は、でも俺は、でも俺は、サブカルっぽいものも好きなんだーーーーーーーーーーーー 安心して、あなたは推理小説もSFも大好き。そこだけ抜き取ればすくなくともサブカルっぽくないわ。

 と思って安心していたら筋少が乱歩とかドグラ・マグラとかの影響も受けていることを思い出して死にかけた。なんだこれは……全てがおれをサブカルオタクにしようとしているみたいだ……。

 サブカル……。

 サブカルオタクってなんだ……。

 おれは一体誰なんだ……。

 教えてくれ、トマス・ピンチョンと思って重力の虹を久しぶりに開いたら話の流れ全く覚えてなくて死にました。やっぱりおれにはピンチョンしかいないな、と思いました。

おれの意志の弱さのルーツ

 今日、というかここ最近は年度末ということもあってまあまあ濃い体験をしていると思うんだが、まあ同級生達と横浜に行った話は明日に予定されている完全アウェイでのカラオケ大会と明後日に予定されている二浪の先輩との昼飯と一緒に書こうと思う。

 まず、自分の意志の弱さをみなさまに謝罪しなければいけない。ネット絶ち、2日も絶たずに失敗しました……。いや、言い訳をさせてほしい。そもそも現代人がインターネット絶ちをするのは不可能。みんな、見渡す限りスマートフォンを通じてインターネットにアクセスしているじゃん。さあみなさまも顔を上げて周りを見渡して欲しい。電車の中、おれのほかにいるのは……訳の分からない会話をして勝手に陶酔しているカップル、意味不明な言語を叫び散らす中東人、ヨドバシカメラの袋を両手に提げている成金の中国人、あとはだいたい死んだ目をしているサラリーマン……って、これじゃあスマートフォンを弄っているのは俺だけか? あ、時間が夜中だから仕方ない。

 でも実際、今日とか昨日とか電車に乗ってて思ったのはみんながみんなスマートフォンをいじりすぎってこと。アニメ監督が「電車に乗っててスマートフォンを弄っているのはもったいない」って言ってたけど、こうもみんながスマートフォンを弄っていると、人間観察の意味がなくないか? 総合芸術のアニメーションとしては、やはりスマートフォンを弄る人というのも大量にクロッキーするべきなんでしょうか。

 こんな話をしている場合ではない。とにかく、Twitterに浮上する回数を減らす……という、なんとも情けない形での妥協案にみなさんにも妥協してもらうしかない。ま、さっそうときえる可能性はあるということは常に言っておく。

 で、翻って今日。まずヒトカラにいった。おれは常々ロックバンドのボーカルとしてデビューすることを狙っている……わけではなく、たんに明日予定されているドキドキ☆女子もいるよ!完全アウェイ空間でのカラオケ大会!にて、まあアニソンばっか歌うわけにもいかないし、最近聴き始めてハマっている筋肉少女帯の好きな歌の練習にでも行くか……みたいなノリで行った。

 最初はなぜか緊張して声も出ないし抑揚も特に無い歌声を披露しないが、一度「踊る赤ちゃん人間」を歌った後に絶望先生を歌うとだんだんノッてきて、演者はおれ、観客もおれ、みたいに一人ライブハウス状態になっていた。まあ、意志が弱いせいで、部屋の前に人が通ると、そこだけトーンが静かになる……ってか、誰でも「ダメ人間の王国を作ろう」なんて歌ってたら、恥ずかしくなるんじゃないか?

 個人的な感想だけど、筋肉少女帯の中だと「香菜、頭をよくしてあげよう」が歌い辛いと思う。各氏はどう思う?

 まあその後はふつうにゲーセンに行った。最近音ゲーが楽しくなくなってきたので、そろそろ引退かなと思っている。かんぜんに惰性でやっているし、惰性でやるにはあまりにもコストが高すぎる趣味だろ。まあ、意志が弱いんで続けるんですけどね。

 そのあと、ブックオフ大槻ケンヂのエッセイを買った。まあ内容は面白いんだけど、おどろいたのは彼の文体の親和性がおれと高いこと。というわけでほのかに大槻ケンヂの香りがする文体のブログだなと思ったあなた、正解です。

 確かにおれは誰かに滅茶苦茶に影響されやすい方だけど、それよりも大槻ケンヂの文体って結構おれと似ているところあるのではないか? みたいな。でも誰かに影響されて生きてきたおれがひとりでに辿り着くわけないし、この文体に至った原因があるはずだが……と思って本棚を見てみたら、「空想科学読本」が目に入ってきた。

 原因、見つかりました。

 小学生のおれが、まだブルーバックスとか読んだりそこからもうちょっとレベルが高い物理系の啓蒙書を呼んでいて科学少年を気取り、小学校の担任から「天才」「神童」と賞賛されていたころハマっていた本が「空想科学読本」なのである。いや、まあ内容も糞面白いし、未だにウルトラマンのウルトラ水流の下りなどは思い出し笑いをしてしまうくらいには鮮明に覚えているんだが、何よりも文体に影響を受けたな……。

 なにせ当時読んでた本らしい本がこれとブルーバックスで、ブルーバックスの文体はというと教科書と一般書の中間くらいをふらつく感じだし、一般書よりにしようと思ったらどうしてもくだけた形にならざるを得ない。というわけでおれのルーツは、世間のことを余りしらない理系がふざけちゃった感じ、という各方面からお叱りを受ける肝心結論でいいか?

 まあ、理系人間を語るにはあまりにも意志薄弱で、それはまあ最近でも文系行ったり理系行ったりしているこのふらつき具合からも想像出来ると思うんですが。

 

夢・開幕戦

 つーわけでインターネット断ち生活二日目。早くもTwitterをやりたい、インターネットを覗きたいという中毒の禁断症状が現れたのでずっと本を読んでいた。そろそろ読み終わる。
 6時からはプロ野球の開幕戦。親父と一緒にテレビ中継を見ることになったのだが、親父は熱狂的なジャイアンツファン(ジャイアンツファンでなければプロ野球ファンに非ずというほど)でおれは熱狂的なスワローズファン。開幕戦前からもうお互いにお互いを口汚く罵っており、方やジャイアンツの選手を貶そうものならもう片方はそれ以上の勢いで相手を罵倒するという無限に続く罵倒の応酬はまさしくプロ野球を代理とした父と子の戦争である。
 運悪く食事しながらだったのでムードは最悪。母がなんとか取り繕いながら9時まで視聴した。
 ヤクルトが3-1で負けたので、はっきり言ってブチギレ。なんであんな負け方すっかなあ……父親が煽ってきてとにかくウザいのでさっさと自室に戻った。
 この後の今日の予定……筋肉少女帯アルバムを聴きながら寝るか読書の続き。最近変に疲れて困る。もう眠い。
 ところで今日は変な夢を見た。
 まあ俺は毎日変な夢を見ているけど、今日はとりわけ変だった。
 高校の数学教師(俺はそんなに好きじゃなかったし向こうも俺のことを好きじゃなかったようだが)が出てきて、何故か俺の家で料理をしながら、いきなり問題を出してくる。
 俺の他にも何人か生徒がいたようだが、顔は覚えてない。
 で、その問題ももう覚えてないんだが、何故か俺はそこで「原因があって結果が出てくるのではなく、結果があって初めて原因があることが分かる」というようなことを言い、教師もそれに「概ね正しいが、そこに辿り着くまでの道筋を提示しなければいけない」みたいなことを言ってきて、うんうん悩むという夢だった。
 ある優秀な生徒(なぜか夢の中の俺はそいつを優秀だと思っていた。まあ誰だかは分からんのだけど)が「ニュートンの第1変制」みたいなことを口走って、俺が「それだ!」となったところで目を覚ました。
 そのニュートンの第1変制とやら、どうやらニュートンの運動の法則は無条件に成立するみたいな内容らしく、冷静に考えてみればそんな法則じみたものはあるわけも無く、完全な妄想なのだが、何故か俺はそれを真理だと確信していた。
 まあ実際にあったとしてもそっから「原因があって結果が出てくるのではなく、結果があって初めて原因があることが分かる」までどうやって辿り着くかは不明だが。
 つーかこの原因〜って俺が慶應の小論文で書いたことじゃん。落ちた大学の問題と解答をいつまでも覚えているの気持ち悪いな……
 タモリさん、これってトリビアになりませんか?