妄想サンバ

助走をつけた妄想がやがて暴走していく文章になる

1812年

 今日も今日とて日記。

 今日は10時ごろに目が覚める。何もやる気になれず一時間ほど布団の中で天井を見つめる。見つめ続けていると天井が自分を圧迫してきた感覚に襲われてたまらず布団から飛び出る。

 その後GTAVで警察官を殺しまくる。惜しいところで殺される。コントローラーを壁に投げつけると親父が起きてきて「そういうことはしてはならない」と叱られる。

 何もすることがなくて退屈だ。本当は図書館に行って勉強する予定だったが、身体が動かない。タバコを吸う。残りの本数が少なくなってきた。

 記憶が飛んでいつのまにかお昼になっていた。眠いので昼寝。夕方の四時に目が覚める。

 インターネッツを巡回していたらそういえば今日図書館に予約した本を取りに行かないと期限切れになってしまうことがわかる。慌てて着替えて図書館へ。親父から千円を奪ってついでにタバコも買う。

 ハイライトを買う。女の子の店員と手が触れる。久しぶりに人と肌が触れ合った。唐揚げを買って自転車を漕ぎながら食べる。惨めな姿を晒し続ける。

 図書館に到着。図書館システムの更新とやらでカードを新しくする必要があるとの張り紙を見て、カウンターの司書(女)に言うと、「そのカードは使えますよ」とのこと。恥をかかせやがって。殺す。

 無事、図書館で中上健次枯木灘」と「奇蹟」を借りる。俺に似ている作家らしい。本当だろうか?

 公園で女児が遊ぶ姿を見ながらタバコを吸おうと思ったら公園の敷地内は全面禁煙とのこと。怒りが満ち満ちてくる。公園で吸えなければどこで吸えるのか。腹立たしい。世の中こんなことばっかりだ。俺はいつも迫害される側にいる。

 家に帰ってくると親父がタバコをくれとせがんでくる。怒鳴りながら拒む。親父は昼間からずっと酒を飲んで下らない映画を見ている。下らない人生を歩んでいる。俺もきっと。

 飯。つけ麺。毎回同じ味で飽きてくる。「うまい」と表情を取り繕う。

 現実の生活はこんなもの。インターネットの知り合いにSNSをやめるよう忠告されたためTwitterはあまり見なかった(当社比)が、俺のツイートが伸びている。フォロワーの数も増えていた。多分すぐにリムーブされるけど、新しいフォロワーのみなさん、俺はこんな人間です。リムーブしないでね。

 今日はこんなところ。死ぬほど退屈な日常。明日は精神科。ひだまりの中、本を読んで過ごしたいが、きっとそれも出来ないんだろう。コンサータを貰いたいけど精神科医は資格を持ってないらしい。だから医者を変えることを相談する。

 睡眠薬が切れていた。よく眠れるだろうか。入眠出来るだろうか。不安の種は尽きない。チャイコフスキー1812年」を爆音で流して気を紛らわせる。

 今日の活動はこれで終了。