妄想サンバ

助走をつけた妄想がやがて暴走していく文章になる

夏だ!海だ! さらば東京! 千葉にグッナイ!

 うい〜っす。オレっち公的抑圧。みんな元気にしてますか? オレっちはまあ死にそうになりながらやってっけどよ。笑。
 というわけでタイトル通り先週の金曜日に海に行きました。幸いにも同級生が誘ってくれたムーブメントにタダ乗りした感じ。最初は行けないかもみたいな話が出てて「もしかして俺嫌われてんのか? ハブられてんのか?」と思ったけど違ったみたいです。
 当日は新小岩で待ち合わせすることになったのですが、新小岩とんでもない田舎ですね。23区を名乗れているのが奇跡みたいな感じで、ここが東京扱いで横浜が首都圏扱いなのはちょっと残念な感じもする。
 待ち合わせ場所まで行くとレンタカーに乗っている同級生と遭遇。なんかみんな待ち合わせ時間の40分前くらいにはいたっぽいので俺ももっと早く来ればよかった。実は楽しみすぎて眠れなかったんです。いつまでも少年のような心を持っていたいんで。
 待ち合わせ時間を過ぎても現れない同級生がいるので、LINEを確認してみたら「今起きた笑」とのこと。いや笑い事ちゃうやろと思ってたんですけど、なんか一人で現地に直接向かうらしいです。遠いし電車賃高いけど頑張ってね。
 で、いよいよレンタカー7人乗りで千葉県の海浜まで行くのだが、これまず車が狭いんスよ。俺はデブなんで一番後ろの座席に座ることになったけど、結構キツキツ。まあ道中はそんなこと気にならないくらい騒いだんですけども。
 その道中はと言えば、運転手がこれで4回目の運転というルーキーだったんで、事故の恐れが無きにしも非ず。ってなもんで車が動き出した途端に後方からオレが「事故れ! 人轢き殺せ! オラオラサラリーマン共轢かれたくなかったらそこをどけ!」と叫んでスタート。
 「秋葉原に行ってホコ天に突っ込む会でしたよね?」「ガラの悪いコンビニだな」と罵詈雑言の嵐(全て俺一人)。千葉県に入った時なんかは田舎過ぎて仰天しました。「おいここ日本か? ここ首都圏かよおい!」「コラ! こっから先は日本国憲法が通用しませんって看板立てとけや!」「文明がないんだよな」「まるで戦前」と誹謗中傷が飛び交います。
 大体田舎ってのは代わり映えのない山と空と時々民家なんで語ることがどんどんなくなっていくわけ。語ることがないんだから田舎なんだろうけども。
 で、地元住民を発見するといきなり窓を全開にして「ババア! コラ! おい田舎モン! 俺は都民だぞ! 東京様だぞ! ババア長生きしろよ!」と気分は毒蝮三太夫
 さて3時間近い道のりをかっ飛ばして海水浴場に到着。いきなり刺青フリーのお兄さんを見かけたりして怖い。草むらに立ち小便しようとしても風が邪魔でほとんど真横に飛んでいく。
 水着に着替えて砂浜へ。オレの肌は赤ちゃんスキンなので日焼け止めは何重にも何層にも渡って塗りたくる。化粧かよ!って同級生に突っ込まれながら顔にも塗りたくる。
 いよいよ海へ。ザブーンと行こうとしたが水がメチャクチャ冷たくて心臓止まりそうになったのでパス。とりあえず水辺でちゃぽちゃぽやっていたら友達に引っ張られて奥の方へ。奥というか沖というか、ロープギリギリでも結構浅い感じなので楽しめるかなと思ったら波が激しい。
 当日は台風も接近してて風も強いし何より波が高いことで悪評も高い千葉県の海を侮っていた。何度か波に呑まれる内に持ってきたゴーグルが意味を成さなくなってきて塩辛いものが顔にかかってこれがメチャクチャ痛い。なんか呑気にフリスビーやってる友人らをブン殴りたくなってくる。浮き輪に掴まりながら何度か波に乗った。
 全身の水分が抜けて干からびそうなので一旦浜辺へ。好みのチャンネーを何人か見かけるが全員子連れ。まあ夫との乱れまくり濃厚ファックを想像したらそれはそれでたまりませんが。
 海の家で何かを食おうとするものの全部高えんだよ。足元見やがってよ。どうせ学歴も何にもないんだからよ、今に見てろ、俺は、俺はビッグになってやるからよ。
 かき氷が良心的な価格だったので注文した。一緒にいたY君は焼きとうもろこし。暑いのにそんなん食べて大丈夫っすか? 
 先に買ってあったコーラをグビグビ飲みながらオーシャンビューを堪能して、イチゴシロップがあんま染みてないただの氷を食っているところに遅れてきた同級生が到着。すぐ脱いで水着になっていた。準備が早くて結構です。
 食べ終わってさっきフリスビー飛ばし合ってた連中のところまで行くと、砂浜で一人を埋めていた。なんか真っ当に青春してんなあ君ら。オッパイとかペニスとか作っちゃってさ。
 30分くらい砂浜のレジャーシートに座りながらチャンネーを探してると、同級生がサングラスを貸してくれた。偶然にもアロハシャツを着ていたので結構似合っていたらしい。母親、俺にサングラス似合わないとか言っておきながら、キッチリ似合ってんじゃねえか。
 もう一回海に入ると、また水が冷たくて死にそうだったけどなんとか肩まで浸かって耐えた。その後波の激しいゾーンに行って何度か溺れて死にそうになる。急に身長180cmの俺でも足が付かなくなるエリアが出現して大混乱に至った。そんなの知らんとばかりに荒れ狂う大波が俺を襲う! 
 というわけで2時間キッチリ楽しんで砂浜へもう一度上がると、今後の予定も考えると海から引き上げる丁度いい時間だった。残りの海で遊んでいる連中も呼び戻して駐車場へ。無料のシャワーで砂を洗い落として水着から着替えると、いざ日帰り温泉へ出発した。
 長くなりすぎたんで続きは次の更新で。