妄想サンバ

助走をつけた妄想がやがて暴走していく文章になる

すべてが面倒臭い

 すべてが面倒くさい。病的なほどの身体のだるさと精神のだるさがある。こんなことを書くと「それってただの怠け者じゃない?」と思われそうなのだが、実際にあらゆることが面倒くさいし、それが怠け者の症状だっとしても、何よりも面倒くささは解消されない。

 どれが面倒くさいのか? まず朝目覚めて起き上がるのが面倒くさい。トイレまで歩くのも。排尿するのも。パンを切ってそれぞれの切り口にバターを塗ってトーストに入れて三分ほど待つのも面倒くさい。習慣となっていた勉強も面倒くさいので投げ出した。パソコンをつけるのもやっとの思いだ。Twitterのタイムラインを流れていくツイートを見ながら、「あー面倒くせえ」と思っている。

 あまりの面倒臭さにその旨をTwitterに書き込んだら(これも当然面倒くさい。ついで言うと、今このブログを書いている時もじつは少し面倒くさい)、フォロワーから思いの外心配され、秋葉原に出掛けてはどうかと言われた。ので、でかけた。

 しかしながら出かける準備をするのも面倒くさいものだ。着替えるのは面倒くさいしバッグの中にタオルとモバイルバッテリーを入れるのも面倒くさい。なんとかそれらをこなしても駅まで歩くのが途方も無く面倒くさい。実際は十分程度だけなのに、おれには3時間ほどに感じられる道のり。

 で、駅について、切符を買うのも面倒くさい。電車に乗って座って秋葉原で立ち上がって階段使って登って改札を出る。これが面倒くさいんだな。で、エスカレーターに乗っている時も面倒くさい。

 で、ゲームセンターに行ってゲームをする。これは面倒くさくない。これすら面倒くさかったら病的だろう。たまたま体を動かすタイプのゲームだったのが功を奏した。しかし、待ち時間が長い。面倒くさくなり並んでいる途中で帰った。

 帰り際本を買った。これも相当面倒くさかったが、命からがら、本当に命からがら本を買い、最寄り駅に着いた後、スーパーで弁当を買う。これも面倒くさい。

 つーか弁当を食べることすら面倒くさい。本当に途中で残しそうになった。というより、おれはマジで胃が小さくなったのか、食欲が最近ない。一切ということはないが、それでもなんか変な感じがする。ダイエットの成果か? 

 というわけで面倒くさい一日が終わろうとしている。後は眠るだけだ。風呂は面倒くさいので入らない。洗うのもだるい。今日は一日ずっと「面倒くさい」か「この面倒くささから解放されるためにも死にたい」しかかんがえていなかった。だいたい6:4ぐらいの割合だと思う。

 これ、病気ですか? 病気なら日常生活に差し支えるのですぐにでも治したい。それとも薬の副作用かも。鬱病かもしれない。とにかく、今おれは日常生活の崩壊の危機を抱えている。

 明日になって治ればいいけどなあ。