妄想サンバ

助走をつけた妄想がやがて暴走していく文章になる

佐藤聡美さんご結婚おめでとうございます。

 声優の色恋沙汰が発覚したり剰え結婚したらインターネットが戦争状態になる時代でもなく、かといって彼女たちの色恋沙汰に全く無関心でもなく、地に平和が満ち足りたわけでもない時代にオタクになった僕にとって、声優の結婚は全く心に響かないわけでもないが、それで精神に変調を来すわけでもない。

 

 佐藤聡美さん、ご結婚おめでとうございます。

 今日はその祝砲として僕のお気に入りのエロ同人でもある氷菓千反田える調教同人誌をセレクトした。

 しかし……勃たない。勃起しない。高校受験という試練を乗り越えた高校一年生の僕はこの同人誌で猿のようにシコっていたはずなのに、全く勃起しない。

 千反田える……俺の心の中の天使だったはずの彼女がめちゃくちゃな姿で犯されているというのに全く心に響かないのだ。試しに別の同人誌でも試してみたが勃起しない。そもそも俺は折木奉太郎ではない。折木奉太郎に憧れているオタクを見るたびに心の中で軽蔑してきた俺が折木奉太郎になれるわけもない。

 ショックだ。折木奉太郎ならこの現象にどのような鮮やかな解を齎してくれるのだろうか。ところで折木奉太郎ってオナニーとかするのかな? 「やるべきことは手短に、やらなくてもいいことはやらない」がポリシーの折木奉太郎は自分の性欲が疼くときに一体どのような対処をするのだろうか。

 彼とていっぱしの高校一年生。岐阜でその髪型は絶対に東京に憧れている田舎者扱いされるからやめておいたほうがいいと思うぞという忠告すら無視したロックな彼のオナニーの方法を考えていた。

 気がついたら夜が更けていた。

 折木奉太郎、もしかして「オナニー」はやらなくてもいいことだと思っているのだろうか? だとするとこれは由々しき問題だ。これは僕の完全な経験則なのだが、オナ禁すればするほど解放した時の精液の量は凄まじい。折木奉太郎が生まれてこの方17年間(彼も高校二年生になった。ちなみに折木奉太郎が高校一年生になったばかりの時に僕はまだ幼稚園生だった。そして今僕は折木奉太郎の年齢を飛び越えて20歳のフリーターになった。刊行スピードが遅すぎる……。)オナニーをしてこなかったとなれば、それが一気に解放される瞬間、おそらくハイドロポンプのような量で射精するに違いない。

 千反田えるはその時の折木奉太郎を見てどのようなことを言うのだろうか。「折木さんのその細い体のどこからそんなに大量の精液が射出されるのか、わたし、気になります!」とでも言うのだろうか。いかん、勃起してきた。

 千反田える折木奉太郎の性生活、わたし、気になります!!!!!!!!!

 改めて佐藤聡美さん、ご結婚おめでとうございます。寺島拓篤さんとの幸せな生活を心より祈念しております。

夢であってくれ俺の人生

「夢になるといけねえ」とは有名な落語の演目芝浜の一節だが、一応20年くらい生きてみて感じたのは世の中「夢になるといけねえ」ことより「夢であってくれ」と思うことが多いということだ。

 たとえば痩せようと思っているのにバケツいっぱいのケンタッキーをもぐもぐと食べたのは夢であってほしいし、今日も無駄に一日過ごしていて、せっかく朝の八時に起きたのに気づけば午後一時くらいまでずっと天井を眺めていたとかは普通に今でも夢だと思っているし、睡眠薬を飲んで暴れまわって家に警察が来た時も、記憶が曖昧なので余計に夢っぽい。

 ただ、「夢であってほしい」と思った時点で現実に起こった出来事だし、俺が殴って折った母親の肋骨なんかはまさしく夢であってほしい出来事だと思うが、現に診断書がそこにある。

 でも夢なのかどうかわからない記憶が自分の中にあるときもあって、例えば夢から覚めたら祖母の家にいたのでまた睡眠薬を飲んで変なことをしたらしいと思って帰路についてもう一眠りするか……と眠りに落ちて目覚めたら、一連のシークエンスは全部夢だったということがあり、そういう時は結局オレの人生全部夢じゃん。

 俺の人生全部夢だったらいいのにな、だとしたら目覚めたときの俺は一体どういう俺なんだろう……痩せていて女の子にもてていて賢いインテリだったら完璧だが、それこそ夢で、俺の人生マジなんなんだよ。尊い20年間を返してくれよ。もう一回人生をやり直したい……。

 もう一回人生をやり直したら一体どうなるのだろうか? 俺はきちんと勉強して大学に行っているだろうか? 鬱にはなってないだろうか? いろいろな後悔が全部産まれる前に返ったら、俺という人間はもう俺じゃなくなっているんじゃないのか。

 オレオレ言い過ぎだろ、オレオレ詐欺か?

 最近フォロワーとSkypeで通話してたら「君は他人のことを考えすぎだし、もっと自分を大事にしてもいいと思う」と言われてだいぶ救われた。そう、俺って他人のことを考えすぎだったのだ。意外といい人なんですよ僕は……。

 でも救われたってもその後も普通に睡眠薬でラリって自殺未遂を繰り返していて、全然自分のこと大事にしてないじゃん俺。こうして他人のアドバイスも自分の決意も自分の体も周囲のことも大切にできないまま大人になって死んでいくのかな……。それは嫌だな……。

 というわけで一つだけ夢であってほしくないことができた。今自分が生きているという事実だ。

とにかくお金がありません

 唐突ですがお金がありません。

 先日というかもう一週間前ほどになるのですが、財布を盗まれました。そこに重要な身分証その他諸々が入っていたので一度機能を停止して、凍結を解除する必要があります(意図的にSF表現をしています)。

 僕はIDが示すとおり無職なのですが、最近リアルマジに金に困ってバイトを始めようとしていました。時給940円。東京都の最低賃金は932円。何も言うな……。

 バイトを始めようとすると、身分証が必要になります。社会に生きとし生けるものすべては名前が社会という巨大なシステムから与えられており、それを与えられることによって自分が何者かがはっきりして、システムに組み込まれるのです(意図的に賢そうな表現をしています)。

 芸風がクドすぎました。すみません。

 というわけで僕は今バイトにも応募できず、金もなく、タバコだけ親に買い与えられているのでそれで飢えをしのいでいます。誰か助けてください。お金がありません。ついでに言うとタバコもないです。

 お金がないと人の心は荒みます。行動の選択肢が減ります。外に出なくなります。汚い部屋の中で一日が終わります。風呂にはいるのも忘れます。だからまた外に出なくなります。たまに泣きます。

 よく何にも分からない人が「そんなに暇ならやることあるじゃ~ん」と言ってくるが、そもそも体が動かないと言っているんだよ。馬鹿かお前は。人類みんなお前みたいに動けと思ったら動くし適度に快適で友人関係にも恵まれバイト先の関係も良好で学業もまあまあ、大学生活ってメッチャ楽しいじゃん的な転回を経てると思うなよ。

「公的抑圧君ならどこの大学でも芽は出ると思うけどな~」

 奨学金800万くらい詰むの確定している身にもなってくれよ。そりゃそっちはインテリで金もあって実家も太くて幸せかもしれないが、俺の場合は全く逆。フリーターやらなきゃ生活できなさそうなんだぞ。

 というわけで最近は本を読み映画を見ています。嘘です。本も読めてないし映画も見てません。というかどうやって本って読むんだっけ? 集中力が続きません。大体1ページ読んだら集中力が霧散します。喫茶店とか集中できるところに行けばいいのでしょうかと思って財布を手に取ろうと思ったら手のひらが虚空を掴み、俺の涙腺が刺激されました。

 金、無いんだった……。

 

地には平和を、フォロワーにはオモシロ破局を

 うい~っす、公的抑圧です。先日ブログでフォロワーの性的で赤裸々な告白を書いたところ、それが原因でフォロワーとナオンが破局していた。

pkd-straysheep.hatenablog.com

 

 あの~……まず申し訳ないことは申し訳ないんだけど、実際面白かったししょうがない。フォロワーがオンナとセックスしてるのを酒の席で言うこと自体面白いし、内容も面白いし、何より属性も面白い(そのナオンとは俺のフォロワーだった)。

 僕は「面白ければオールオッケー」という倫理観の持ち主なので、フォロワーが俺の記事が原因で破局しているのは心が痛むが、でもネタが一つ出来たしいいじゃないですか? 手打ちにしましょうよ。

 これはあからさまな責任転嫁なんだが、Twitterのフォロワーとはセックスするのにコンテンツ化されるのは嫌がるオンナのメンタルもマジで何なんだよ。俺ら男を弄んでいるのか? 弄んだのは俺の方だった。申し訳ない。

 Twitterからの恋愛なんて絶対長続きしないし、したとしてもコンテンツ化するだけなので早めに別れられてよかったと思う。恋のキューピッドあれば破局のキューピッドあり。捨てる神あれば拾う神あり精神で今後も頑張っていただきたい。

 人生、オモシロければオールオーケーの精神で行くと良いこともあるさ!

 ……辛いことは、大して自分が面白くないことに気付いてしまった時で、そのときは自殺しかないと思われる。というわけで今日も自殺未遂をしてしまいました。

 親から睡眠薬を飲むことを固く禁じられていたのだが、流石に昼夜逆転生活が洒落にならなくなってきたので睡眠薬を四錠ほど飲んだのだが、そこから記憶がない。気付いたら俺はマンションの屋上から飛び降りようしているし、それを母親と祖母が必死に止めているという構図だ。

 でも俺は本気で自殺しようとすれば楽に死ねるはずだし、俺は本当にダメな人間だ。誰かに止めてもらいたくて自殺未遂をする。だけど本当は死にたい。これってつまりかまってもらいたいだけだ。俺、まじでなんで生きているんでしょうか……神様……。

 と思ってベッドの中で横たわっていると、部屋の隅に男が現れた。あ! これってサードマン現象だ! 賢い俺はそれが自分の脳内の幻影であることにも気付いていたが、サードマンは俺に話しかけ始める。

「公的抑圧君、死んじゃダメだよ。君には才能がある」

「そうかなあ~……」

「自分に自信を持たなきゃどうするの?」

 沈黙。

 俺は思い切ってサードマンに聞いてみた。

「俺って救われるでしょうか?」

 サードマンはにこやかに答える。

「自分を救えるのは自分だけだ」

 そう言い残して俺の守護天使は光のなかに溶けていった。彼のもといた場所の床には向精神薬が転がっていた。俺はもう一度天を仰ぎ見て、祈ることにした。

 現代医学よ、俺を救ってくれ。

俺も救われるだろうか?

 昨日と今日でフォロワーと会って飲み会をしていました。シェアハウスをやっているフォロワーがおりまして、その人によると名古屋から上京してくる人、そしてフォロワーの大学の先輩(僕は面識があります)二人も参戦するとのこと。男公的抑圧、このメンバーで武功を残さぬ訳にはいかぬと張り切って飲み会へと向かったわけです。

 秋葉原でフォロワー二人とふらついた後、荻窪のシェアハウスへと向かいます。といっても飲み会は8時からの予定で、フォロワーの雑事を手伝ってもまだ二時間以上時間があり、しかも予定の八時には俺以外誰一人も間に合うことがなく、ようやく九時に名古屋からの人が来る始末。

「お、セックス野郎じゃん。俺等よりもセックスを優先した野郎じゃん」

 一応言っておくと初対面の年上です(一応Twitterのフォロワーではありますが)。僕はあまり年上をリスペクトしない傾向にあり(これを一般的に粗相と呼びます)、この日もそれを炸裂させたわけですが、流石に付き合いの長いフォロワー(面倒なので荻窪のシェアハウスのフォロワーをY、名古屋から上京したフォロワーをEとします)なので、俺のひょろひょろパンチとかわしてカウンターを打ち込む。

「童貞野郎のルサンチマンか? 惨めな人間だな」

 このやり取りで大体僕達がどういう人間でどういう関係性なのか分かってもらえると思います。

 Eは実は名古屋から遠路はるばる東京へやってきたのはわけがあり、彼のフォロワーとセックスするためらしく、そのことを喜々として話すのです。しかし俺も人間公的抑圧、かつては心優しい人と呼ばれた情が働いて渋々聞いてやります。

「今日は三発イッた」

 胸のあたりにむかむかとした気持ち悪いものがうごめきます。逆流性食道炎でしょうか?

「それで女の子は何回イッたの?」

 せめてもの介錯と思って俺が刀を振り出すと、

「え? なんかよくわからないけどメッチャイッてた」

「でもお前女の子がリアルでイクところ見たことねえじゃん」

「え? いやでもリアルで喘いでたよ」

 演技だよ! それは女の子の気遣いだよ!

 そう言いたいところをグッとこらえるためコーラを一気飲みしてタバコに火を点けました。本当の愛はどこにある?

 

 そんな話をしていたらYの先輩であるSさんが到着。もう一人Iという人がいるのですが後でLINEを見てみたら寝ていたようなので今度飯をたかることにします。

 SさんとEは今日が初対面ということでまずは自己紹介から。この時点でEはもう信じられないほど酔っており、部屋の窓から放尿を試みる始末(けしかけたのは俺ですが)。SさんはあろうことかEのオフパコ話に興味津々で、語られることのなかった一回目のオフパコに話はつながっていきます(実は三回イッたオフパコは二回目のオフパコだったんです)。

「そんでェ……一回目はね、俺結構いい雰囲気だったんですよ。一回秋葉原の金の蔵で酔わせた後に、ハブいってカルーアミルク飲ませて、そっからホテル行こうとしたワケ」

 これを人は完全犯罪と呼びます。

「で、金の蔵の時点でかなり彼女が酔っててね、なんか俺にもたれかかる感じで座ったり、彼女酒弱いのかすぐ寝ちゃうんですよね」

「ほんで寝たらどうするんですか?」

 Sさんの質問に、Eが満面の笑みを浮かべます。どうやったって鳥肌が立つのを抑えきることが出来ない俺。

「こうやってね……頭をポンポンと」

 泡拭いて倒れるかと思いました。これ、サイコホラーではないでしょうか? 2017年で一番戦慄しました。

「は、ハァ……オオォ……」

 Sさんも引いてます。Yも引いてます。地獄への扉が開く音って実際には聞こえるんですね、みなさんは聞いたことありますか? 集団が一斉に息を呑んだらその合図です。

「その後オレはホテル行きてえの、早くホテル行きたいの。でもさ、ホテルの場所が分からない。まず秋葉原のホテルってねえのよ。だからハブに行くことにした」

 完全犯罪と言ったことをお詫びして訂正せねばなりません。この人ただのアホだ。

「そんでハブ行って飲んでたら、彼女がいきなり足を絡ませるワケ。オレも股に手を伸ばす。そしたら彼女がオレにキスするわけ。ベロチューだよ? もうオレ勃起止まんないしさ、これは絶対に落ちたなって」

 相対的な観念の話は非常に話が難しくなるので厄介ですが、この場合、一般的に言うと落とされているのはむしろEです。

「もう我慢できなくなっちゃって、ホテル行こうって。そしたら彼女何て言ったと思う? 私、生理なのって」

 犯罪にかけられてるのもお前じゃねえか!

「でもそこで大人しく引き下がったらあまりにも情けない。オレは意を決して食い下がる。それでもホテル行こうって言う。そうしたら彼女、ついに折れてオレは念願のホテルに行くわけだ……」

 ここから先の話はあまりにも汚いので書くことをためらいました。つーか書きたくないです。気が向いたら書きます。

 こういうバカな人間の話を聴きながら、俺は思うわけです。「俺って救われるのかなあ……」北方謙三が乗り移ったEは叫びます。「女とヤれば世界が変わる! オレは本当の愛を知った!」

 Twitterのフォロワーとの性行為を通じて本当の愛を知った気になっている23歳大学五年生の受難はまだまだ続きそうだということだけは手に取るようにわかりました。

大学行くのやめて高卒フリーターになることが確定した

 公的抑圧です。おひさ~、元気してた? まあ俺はタイトルどおりだけどよ。

 とりあえず経緯を説明すると、今日の朝がた、睡眠薬でラリった俺が実家に襲撃し(最近別居してた)、親父に出て行け!と言いまくってたら俺と母親が出ていくことになったということです。

 母に「お前が出ていかなきゃ俺は死ぬ」と半ば脅すようにして出ていくことが決まったのですが(両親は俺が自殺を仄めかすと言うことを聞くのでちょろいです)、出ていくと決まったらあら大変、金が無いんだな、これが。

 母の年収は420万、手取りは月26万程度なんですが、この内の月20万は借金の返済に充てられて手元に残るのはわずか六万。もちろんこれじゃ生活はできません。

 というわけで俺がアルバイトすることになったんですが、親子二人の生活費を稼がなくてはいけないので、最低月8万、贅沢を言えば月10万は欲しいわけですね。

 そんなに金を貰うということはそんなに長時間働かなくてはいけないことを意味しておりまして、予備校に通う時間なんてないわけです。

 予備校に通わないとろくに勉強出来ないということはまあ去年の俺が文字通り指し示すことではありますから、要するに大学進学を諦めてフリーターになるしか道はないってことです。

 なあ、俺って何のために生きてるんですか? 誰か教えてくれ

 誰か助けてください